チャイナ通信

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日本人なら一度は行くべき南京市!歴史は?観光名所は?

こんな人に読んでほしい
・南京へ旅行の予定がある。
・南京に関心がある。

読了時間:およそ5分


世間ではコロナウイルスが流行しているなかで、なかなか旅行にも行けずウズウズしている旅行好きの読者の方々もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、今は我慢の時。著者も仕方なく過去の旅行写真を見ながら、明るい未来を夢見ています。

そこで当記事では過去の旅行経験をもとに読者の皆様に中国の各地名所についてご紹介します。ぜひ次回の旅行先の参考にしてくださいね!


今回は南京を紹介します!

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南京って

南京は中国の江蘇省にあります。
かつて金陵とよばれ江南地域を主とする王朝では首都となることも多かったため「中国四大古都」の一つです。

長江デルタ経済圏に属しており、テクノロジーではハードウェア系が強いため中国テクノロジーを牽引する都市となりそうです。

では、今回もまず歴史から見ていきましょう!

南京の歴史を簡単に

かつては三国・呉、東晋南朝の宋・斉・梁・陳の六朝、十国の南唐や明、南京国民政府の首都でした!
そのため、中国四大古都の一つになっています。

春秋時代に呉が南京に城を築き歴史は始まります。
孫権時代に名付けられた建業という名は聞き覚えある方が多いかもしれませんね。

明朝初代皇帝朱元璋はこの地を陥落し、明を開くことができました。
そのため、朱元璋の墓はここ南京にあります。
南京という名がついたのはこの明時代で三代皇帝永楽帝の時分に首都が北京に遷都された際に南京となりました。

辛亥革命により中華民国成立後には臨時政府が置かれ、1927年4月には国民政府の首都となりました。
また日中戦争中の1937年12月には日本軍が占領し、今でも問題となっています。
その後の1940年には汪兆銘親日傀儡政府である南京国民政府の首都となりました。

やはり古都だけあって、国の進退に関わるエピソードが多く非常に面白い都市だと思います。

観光情報

夫子廟

夫子廟は孔子を祭っている廟でのことです。一般的には李香君故居、江南貢院、王導謝安紀念館など秦淮河周辺から建康路周辺の地域も夫子廟と呼ばれています。
南京の有数な歓楽街で夜遅くまで賑わっている。
周辺にはレストランで食事をしたり、食べ歩きしたりできます。

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侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館

ここについては触れるべきが否か少し迷いましたが、見どころであるのに書かないわけにはならないと思い入れました。
この一件は様々な見解があり、国家間の課題によく挙げられています。
真偽や規模についていろいろと意見はあるようですが、当サイトでは客観性を維持するため、反対に管理人が実際訪れた主観的感想を述べたいと思います。

訪れて思ったのは日本に対してただ憎悪を表しているわけではなかったということです。
中国には他に抗日博物館もあるので、その類かと思っていました。

しかし実際は、「こういう歴史があったということ」を外国人の調査を中心的に使うなどして出来る限り客観的(100%客観的というのはどこの国であっても不可能)に伝え、
今後の平和と再発防止を訴えているように感じました。いわゆる日本の原爆ドームのような感じに思っていただければいいかと思います。

そのため、死傷者の名前には日本人の名前もあり驚きました。

ブログ運営をしている管理人が言うのもおかしな話ですが、ぜひメディアや書籍を鵜呑みにせず、自分の目で確認してほしいです。
当然、記念館もメディアの一種です。様々な情報に触れて判断してほしいというのが、当ブログの目標の一つです。

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民国政府総統府

中華民国総統府は、中華民国の元首および首脳である中華民国総統が執務をおこなう官邸。
今は当然、中華人民共和国の一省なので国民党の国旗は外されており当時からの時間の経過を感じることができます。

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明孝陵・孫権

明王朝の始祖・朱元璋とその皇后の陵墓があります。
また、その地域内にはすこし小さいですが孫権墓碑と孫権博物館があります。
ちいさいのは、確実にそこにあったのかどうか定かではないからでしょうかね??

朱元璋は管理人にとって好きな偉人の一人です。
「農民として苦労し、天下を掴む」こういったサクセスストーリーは憧れすらあります。
農民としても非凡であり、皇帝としても非凡だったからこそ今の中国を形成した明王朝を作り上げることができたのではないかなと考えています。

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中山陵

「中国革命の父」である孫文孫中山)の陵墓です。
牌坊、墓道、陵門、碑亭、祭堂と墓室が縦に一直線上に並んでおり、墓道の階段は392段あるようです。

管理人も当然訪れましたが、かなり山で疲れました。

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交通情報

地下鉄

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満遍なく地下鉄は通っており、観光名所へのアクセスはばっちり!
しかし地形的に起伏が激しいので、観光名所内の移動は少ししんどいです・・・。

空港

南京禄口国際空港

地下鉄もあり市内へはアクセスしやすいです。
ただ、ホテルの位置によっては乗り換えも多く少し不便。

別の場所に滞在するのであれば、高速鉄道を利用するのも手ですね。

営業情報

  • 夫子廟
  • アクセス:地下鉄3号線「夫子廟駅」すぐ
    入場料金:なし
    営業時間:なし

  • 侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館
  • アクセス:地下鉄2号線「雲錦路駅」徒歩5分
    入場料金:無料
    営業時間:8:30-16:30.

  • 民国政府総統府
  • アクセス:地下鉄2/3号線「大行宮駅」徒歩7分
    入場料金:40元
    営業時間:08:30~18:00

  • 明孝陵・孫権
  • アクセス:地下鉄2号線「下馬坊駅」徒歩15分
    入場料金:70元
    営業時間:6:30~18:30

  • 中山陵
  • アクセス:地下鉄2号線「孝陵衛駅」徒歩20分
    入場料金:無料
    営業時間:8:30 - 17:00

      さいごに

      いかがでしたか? 四大古都の一つであり、日本との関係も深い南京の良さを伝えることできたでしょうか? よかったら行ってみてくださいね。 以上、チャイナ通信でした!
      編集者について 中国浙江省で中国政府奨学金を受けながら、国際貿易を勉強中。中国の歴史と経済に興味あり。ITから文化まで幅広く勉強しています。将来の夢は中日関係をより友好にすること!
      好きなこと:読書、パソコンをいじること、人と話すこと、旅
      座右の銘:燕雀安知鴻鵠之志
      DMはこちらまで:study.abroad1125@gmail.com