キングダムの聖地の中国西安(長安)を旅行!城壁を自転車?歴史は?国際空港はある?
世間ではコロナウイルスが流行しているなかで、なかなか旅行にも行けずウズウズしている旅行好きの読者の方々もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、今は我慢の時。著者も仕方なく過去の旅行写真を見ながら、明るい未来を夢見ています。
そこで当記事では過去の旅行経験をもとに読者の皆様に中国の各地名所についてご紹介します。ぜひ次回の旅行先の参考にしてくださいね!
今回は西安を紹介します!
西安って
西安は北部中央に位置する陝西省の都市です。歴史上、十数回首都に選ばれました。
かつては「長安」とも呼ばれ、日本の都づくりにも影響を与え、さらにシルクロードの起点として栄えました。
紹介しきれないほどある歴史遺跡、西安は歴史好きにはたまらないでしょう!!
さらに西安にはイスラム教徒の少数民族「回族」が多く住んでおり、ちなんだ料理が多いです!
アジアと中東が入り混じる西安をぜひご堪能あれ!!
西安の歴史を簡単に
西安の名の由来は
西安(西京)とは「西の首都」の意味であるが、一般的に東アジアの伝統では、首都の名前をこのようにつけることが多かった。例えば、日本の東京やベトナムのトンキン(東京)は、「東の首都」を意味する。日本の東京は、首都を意味する京都からの方角をもとにしており、「北京」、「南京」、「西京(長安、西安)」は、中国の内陸部にある洛陽からの方角をもとにしている。 -Wikipedia
だそうです。ほかにも西都、大興、西京と呼ばれていた時もあり、政治の中心地として西周から唐までの都城と十三の王朝の都として二千数百年の歴史を有する重要拠点でした。
また、交通の要でもありシルクロードとして栄えました。そのため西安の名は広く世界に聞こえ、なんと玄奘(三蔵法師)がこの地を訪れ、空海はここで留学をしたとされています!
しかし宋代以降は政治・経済の中心は大運河が通じる東の開封に移り、それ以来長安が首都になることはなかったそうです。
ちなみに余談ですが、西安が首都であった前漢や隋、唐などは国土面積も大きく比較的政局は安定していました。
おそらく西安というのは洛陽よりも西にあるので、そういった王朝でしか首都として機能しない、つまり端っこ過ぎたと管理人は考えています。
そもそも洛陽よりも大きいことから財力に余裕がないと維持できなかったのかなと思います。
観光情報
西安中心地(イスラム教徒地区・鐘楼)
鐘楼と鼓楼が街の中心にあり、古都長安で時を知らせていたのだなと感じることができます。首都レベルの都市、各寺院などにはだいたい鐘楼と鼓楼はありますが、西安のものは特にきれいで有名です。
また西安の特徴の一つとしてイスラム教徒である「回族」が多く住むため、非常にウイグルや中東の雰囲気を漂わせています。
彼らの料理は野性的で加工が多くないため素材の味を感じることができます。
西安城壁
次は日本ではできない貴重な経験ができる西安城壁について紹介します!中国の城は日本の天守閣を中心とする城と異なり、「城市」つまり都市、街を表します。
そのため、西安の街一体すべてを城壁がぐるっと一周しています。
街の防護壁として機能していたため、武器が使いやすいような細工がされており眺めているのも楽しいものです。
しかし、自転車でポタリングできるのです!!
広い城壁を滑走する爽快さは日本では感じることができないと思います。
管理人は旅行の最後に行ったのですが、旅の総復習することができました!
小雁塔
西安博物館内にある小雁塔です。唐の中宗皇帝が、父・高宗の追善のために薦福寺を造営した時、宮人たちに銭を募って建てられたとされています。全てレンガでつくられており、高さは15層88mあるそうで、それはまた優美な形をしていました。
三蔵・義浄が薦福寺に住した際には仏舎利や経典、仏像を安置したそうですよ!
大雁塔
あれ?さっきと同じと思った方、わかります!!同じに見えますが、実は大きさが違います!
どちらの方が大きいと思いますか??
「大雁塔と名がつくのだから大雁塔だろう。」と聞こえてきそうですが、実はさっきの小雁塔の方が大きいのです!!
ちなみに大雁塔は7層64mだそうですよ!!!
こちらの方が小雁塔より早く作られており、有名です。
唐の高僧玄奘三蔵がインドから持ち帰った経典や仏像などを保存するために、高宗に申し出て建立した塔だそうです。
青龍寺
唐半ばに、恵果らの密教僧らが住持するようになり初めて入唐留学僧たちとの関係が生まれました。なんとあの空海は恵果に学び、天台宗の円仁や円珍らも恵果の法系に連なる法全に就いて密教を学んだようですよ!
留学生・空海というと恐れ多くも自分と重なり、「どんな留学生活をおくったのかなぁ」と思うと同時に、「異国の地で身を立てるなんてすごいなぁ」と自分を不甲斐なく感じてしまいます。
「管理人も頑張らないと!!」と応援よろしくお願いします。
お寺には師匠恵果(けいか)と弟子空海にまつわるものがたくさんあります。
ここ青龍寺は四国八十八箇所の零番札所とされています。
四国八十八箇所経験者はぜひ行ってみてください!!
秦始皇兵馬俑博物館
説明する必要がないほど有名な兵馬俑です。
ここはキングダムでも有名になった嬴政は秦の始皇帝の皇陵です。
その大きさからは秦の始皇帝がいかにすごい人物であったか感じることができます。
西安に行くなら外せないキングダムの聖地ですね!!
交通情報
地下鉄
地下鉄が少しづつ発展し、使いやすくはなっています。
空港
西安咸陽国際空港は市内から遠いため、バスでの移動が必要です。
専用バスがあります。およそ1時間程度だったかな??
営業情報
- 西安中心地(イスラム教徒地区・鐘楼) アクセス:西安城内
- 西安城壁 アクセス:地下鉄2号線「永寧門駅」10分
- 小雁塔 アクセス:バス21路、402路「小雁塔駅」徒歩5分
- 大雁塔 アクセス:地下鉄3号線「大雁塔駅」徒歩5分
- 青龍寺 アクセス:地下鉄3号線「青龍寺駅」徒歩10分
- 秦始皇兵馬俑博物館 アクセス:「西安駅」前の専用バス 5元
入場料金:なし
営業時間:なし
入場料金:54元(入場)、45元(一人乗り自転車)90元(二人乗り自転車)100元(デポジット・返金あり)
営業時間:8:00〜21:00
入場料金:30元
営業時間:09:00-18:00
入場料金:80元
営業時間:8:00~18:10
入場料金:10元
営業時間:9:00 - 17:00
入場料金:150元
営業時間:8:30–17:00
さいごに
この記事内では紹介しきれていませんが、玄宗皇帝と楊貴妃で知られる華清池などまだまだたくさん歴史遺産はあります!!
歴史が好きならとりあえず行っとくべき!歴史嫌いも好きになってしまいます!
ぜひ長安の都へ入城しましょう!!
以上、チャイナ通信でした!